「僧侶になってみたい」
そう思って調べはじめた方の多くが、途中で手を止めます。師僧への弟子入り、一定期間の入寺、厳しい修行。仕事や家庭のある人にとって、あまりに現実的でない条件が並んでいるからです。
インターネットで検索すると「働きながら僧侶になるのは基本的に無理」という答えも見つかります。
けれども、それがすべてではありません。
この記事では、いまの仕事と生活を続けたまま僧侶になる道について、浄土真宗 慈徳山 得藏寺の実際をお伝えします。
働きながら僧侶になれますか?
なれます。ただし、宗派とお寺によります。
得藏寺では、いまのお仕事も、住んでいる場所も変えることなく得度(とくど=僧侶になること)できます。
- 剃髪の必要はありません
- 試験はありません
- 年齢・性別・職業・学歴・国籍は問いません
- お寺の近くに引っ越す必要もありません
まずこの事実からお伝えします。そのうえで、「なぜ他では無理と言われるのか」をご説明します。
なぜ「基本的に無理」と言われるのか
多くの宗派やお寺では、僧侶になるために次のようなことが前提になっています。
- 特定の師僧のもとに弟子入りする
- 一定期間、寺院に入って生活する
- 定められた修行の課程を修める
- 宗門の大学や専門機関で学ぶ
これは決して間違ったことではありません。長い歴史の中で受け継がれてきた、正当な道です。
ただ、仕事があり、家庭があり、生活のある人にとっては現実的ではないというだけです。だから「基本的に無理」という答えが生まれます。
問題は、その先を探す方法が知られていないことです。
得藏寺が、そうしない理由
得藏寺が条件を緩くしているわけではありません。
私たちが立ち返っているのは、宗派に分かれる以前の仏教、その原点です。そこには「誰も取り残さない」という理念があります。
そして仏教の原点では、形式的な修行が必須のものとはされていません。日常生活そのものが修行だと考えます。
お金のこと、仕事のこと、人間関係、健康。さまざまな問題に直面しながら毎日を精一杯生きること。それも立派な修行ではないでしょうか。
だからこそ、住む場所も今の暮らしも変えることなく、誰でも仏門に入ることができるのです。
僧侶になって人生を変えるのに、修行はいりません。
費用はどれくらいかかりますか?
得度のための特別な費用はいただいておりません。
仏陀倶楽部の会員になっていただき、月額3,000円(税込)の継続的な布施行を行っていただきます。
入会金はありません。
「得度料」としてまとまった金額をお納めいただく形ではなく、日々の布施行を続けていただくという形をとっています。これは費用というより、僧侶としての実践そのものだとお考えください。
得度式の際の僧籍発行は別。
布施とは「見返りを求めず、喜んで分かち合うこと」です。詳しくは布施行についてもご覧ください。
50代・60代からでも遅くありませんか?
年齢の上限はありません。
人生をある程度歩んできた中で、ふと「こういう生き方があったのか」と気づき、仏教に導かれる。それは決して珍しいことではありません。
むしろ、人生の経験を重ねた方だからこそ深まる学びがあります。仕事で悩んだこと、人を看取ったこと、うまくいかなかったこと。そのすべてが、仏教を自分ごととして理解する土台になります。
得藏寺では、年齢を理由にお断りすることはありません。
女性でも僧侶になれますか?
なれます。
浄土真宗では古くから女性の僧侶が活躍してきた歴史があります。女性であっても、男性とまったく同じように得度を受け、僧侶としての道を歩むことができます。
得藏寺で得度された方は44名。そのうち10名が女性です。
家事や育児、仕事と両立しながら僧侶として学びを深めている方もいらっしゃいます。
他のお寺で年齢や性別を理由に断られた経験をお持ちの方も、得藏寺で僧侶となり活躍されています。仏教を学びたい、伝えたいという志があれば、道は開かれています。
剃髪(ていはつ)は必要ですか?
必要ありません。
僧侶になるには頭を剃らなければならない、と思われている方が多いのですが、浄土真宗では剃髪する必要はありません。
見た目を変えることなく、いまの生活のまま僧侶として歩むことができます。
何をすればいいのですか?
得度までの流れは、次のようになります。
1. お問い合わせ
まずはご相談ください。ご質問だけでも構いません。
2. お電話でのご面談
お考えやご事情をお聞きします。
3. 書類のご提出
仏門に入るにあたり、ご自身の身元を明らかにしていただく書類をご提出いただきます。過去に身辺整理をされた経験がある方も、それを理由に得度をお断りすることはありません。
4. ブッダレポートの提出
月に一度、日々の出来事を仏教の視点で振り返って書いていただきます。これが得度に向けた学びの中心です。
学校のような授業やカリキュラムはありません。日々の暮らしの中で自問自答しながら、理解を深めていただきます。
5. 考査・得度式
お問い合わせから得度式まで、おおよそ1年です。
戒律を守れる自信がありません
完璧である必要はありません。
「不殺生(殺さない)」などの戒律を、現代社会に生きる私たちが物理的にすべて守り通すことは不可能です。
大切なのは「守ろうとする心」と、守れない自分自身の弱さを自覚し、仏の教えに向き合い続ける姿勢です。そうした心のあり方から学んでいきます。
得度したあと、どうなるのですか?
資格を取って終わりではありません。
日々、自分自身を振り返り、実践を続けること。それそのものが僧侶としての在り方です。
得藏寺所属の僧侶として、法話や相談対応を通じてその生き方を体現している方々がいます。実際に得度された方のお話も、あわせてご覧ください。
よくあるご質問
ご相談ください
「僧侶になりたい」と一度でも思ったことがあるなら、それはあなたにとって大切な問いかけです。
その気持ちを、諦めなくていい場所があります。
ご質問だけでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
















僧侶、著述家、仏陀倶楽部(BuddhaClub)代表
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校卒業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す
現在は誰でもすぐ「得度」をできる活動を推進中。
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