令和7年 花まつりのご案内

浄土真宗 慈徳山 得藏寺

花まつりの意義

4月8日は、お釈迦さまの誕生を祝う大切な日です。日本では「花まつり」と呼ばれ、生命の尊さや慈悲の心を改めて見つめ直す特別な機会とされています。花々が咲き誇る春の季節に、仏陀の誕生と私たちがいただいているいのちの尊さを感謝する一日です。

2025年(令和7年)の花まつりについて

被災の影響と今年の状況

2025年4月8日(火)も、本来であれば皆さまにお集まりいただいて花まつりの法要を執り行いたいところですが、令和6年能登半島地震の被災状況が大きく、残念ながら拝観や直接のご参列を伴う行事が難しい状況となっております。

皆さまへのお願い

そのため、今年の花まつりは「離れていても、心を一つに」をテーマに、ご自宅や職場などで「南無阿弥陀仏」と念仏を称え、仏陀の誕生を祝っていただきたいと思います。実際にお寺にお越しいただく形ではありませんが、一人ひとりの心が仏へ向かうことで、花まつり本来の意味がより深く感じられるのではないでしょうか。

花まつりQ&A

なぜ4月8日に行うの?

お釈迦さまがお生まれになったとされる日が4月8日と伝えられているからです。花まつりは「降誕会(ごうたんえ)」とも呼ばれ、長く日本で親しまれています。春の花が咲き乱れる時期でもあり、“花”を通じていのちの尊さを実感できる行事としても根づいています。

どのように参加すればいいの?

当日(2025年4月8日)、時間はいつでも構いません。 ご自宅で花を飾ったり、お部屋を軽く掃除したりして、少し気持ちを落ち着かせてから「南無阿弥陀仏」と唱えてみてください。お釈迦さまの誕生を祝うと同時に、阿弥陀如来の大いなる慈悲を思い起こすきっかけにもなるでしょう。

念仏はどのような心で称えればいいの?

“自分の煩悩や弱さを否定せず、阿弥陀如来にすべてを任せる”という気持ちで唱えるのが、南無阿弥陀仏の念仏です。親鸞聖人の名言には、“自力を捨てよ、ただ念仏せよ”など逆説的なものが多いですが、それは“自分の力だけではどうにもならない部分を仏が見捨てない”ということを示すためです。
心を軽くしつつ、普段の感謝や悩みを仏前に預けるような感覚で「南無阿弥陀仏」と称えてみてください。

参加方法のまとめ

  • 日時:2025年4月8日(火)
    いつでもご都合の良い時間でかまいません。
  • 場所:ご自宅、職場などどこでもOK。
  • 方法
    1. 手を合わせて「南無阿弥陀仏」と静かに唱える。
    2. お釈迦さまの誕生を祝う心と、阿弥陀如来の力に支えられる安心を思い起こす。

2025年 花まつりへ寄せる想い

地震の被害により、当面は直接のご参集が叶いませんが、“離れていても念仏の心でつながる”ことは十分に可能です。花まつりは、仏陀の誕生だけでなく、いのちの尊さや平和への祈りを確認する日でもあります。
今年もぜひ、離れた場所からでも“南無阿弥陀仏”の念仏を通じて、お釈迦さまの降誕を祝っていただければ幸いです。“見える形では集まれなくても、心が一つになる” そんな花まつりが、2025年の春に生まれることを願っています。

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